哲虫

ビン外から羽化確認後、放置していた個体などもすべて掘り出してみました。

もう１頭６７Ｕｐがいたのでご紹介させて頂きます。




別の角度から


別角度

この個体は兄弟に比べて若干大アゴ長めの印象


※上の画像3枚とも同じ個体

ビークワ５５号でミシマイオウノコの特徴を確認してみました。

特徴は以下6点のようです。

①体色：暗赤褐色～黒色で光沢あり
②大顎：太く湾曲が弱く発達が悪い
③頭部前縁中央の突起が台形状に隆起し原名亜種より発達が悪い
④府節は細長く、前脛節の外棘は消失する
⑤上翅は幅広く、腹部が大きい
⑥交尾器が大きい


⑥は未確認ですが、①～⑤はそんな感じがします。


サイズ別に大アゴの画像を撮ってみたので掲載しますね




６０ミリ台 ※頭楯が違いますが、パッとみオキノコと間違えそう。
リュック長嶺さんにオキノコとミシマイコウノコは似ている気がする、的な事を言われたことを思い出しました。

６２ミリ台 ※この辺まではオキノコの歯形に似てますね。




６３ミリ台




６４ミリ台




６５ミリ台




６７ミリ台




６７ミリ台




羽化サイズ上位３頭の大アゴ率求めてみました

大アゴ率の測定方法については下の過去記事を参照ください。

●壱岐のノコギリ & 大アゴ率ノコギリクワガタ色々
http://bekuwa3272okinawa.ti-da.net/e7923455.html

★久米の娘 & ◎オキノコ測定 & 蛹化 & 国産ノコ
https://bekuwa3272okinawa.ti-da.net/e5324361.html




羽化間もないので色味が若干違います。
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【1】ミシマイオウノコギリ（CBF1)
①全　 長 ： 65.5mm
②体 　長 ： 44.9mm
③大アゴ ： ①-②=20.6mm
大アゴ率　： 31.4％
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一番スタイル良かったNo2
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【2】ミシマイオウノコギリ（CBF1)
①全　 長 ： 67.1mm
②体 　長 ： 45.2mm
③大アゴ ： ①-②=21.9mm
大アゴ率　： 32.6％
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一番腹が太かったNo1個体
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【3】ミシマイオウノコギリ（CBF1)
①全　 長 ： 67.8mm
②体 　長 ： 46.5mm
③大アゴ ： ①-②=21.3mm
大アゴ率　： 31.4％
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ちなみにウチにある本土ノコギリ標本のうち壱岐産と佐賀産の大アゴ率の平均とったところ以下でした。

◆本土ノコギリ壱岐産
6頭の平均大アゴ率　34.6％

◆本土ノコギリ佐賀産
5頭の平均大アゴ率　35.2％


ミシマイオウノコは腹部が大きくなるという特徴らしいので、大アゴ率も低くなるって事なんですかね。
比較の本土ノコギリ壱岐産、本土ノコギリ佐賀産が大アゴ長めっぽいので、関東産、東北産、北海道産あたりの大アゴ率とも比較したいところですが手持ちがなく、すみませぬ。。。
まだまだ勉強不足なので、亜種ごとの特徴なんかも少しずつ勉強していきます。


ひとまず６０ミリ位の個体と♀がいくつかゼリー舐め始めたので、セット組もうか考え中です。




次です。



去年の秋ごろ、山道でこんなのを見つけました。




コブナナフシっていうみたいです。


調べた感じではっぽいです。

枯れ葉、枯れ枝に紛れると、なかなか見つけきれそうにないですね。




最後です。



2020年の夏に対馬産のヤマトカブトをＧＥＴしました。



仮で簡易的な展足してみたのですが、早速再展足してたくなってきましたｗｗ


カブトも少しずつ気になる産地のものを集めようかなと思っています。


他にも別の島の日本産カブトを少しＧＥＴしたので、小出し小出しでご紹介させて頂きますｗ




今年も他愛もない事ばかり書くと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

<(_ _)>