m(_ _)m
最近は日本のカブトムシにも興味が湧いてきて、以前譲って頂いた個体を引っ張り出してきて再展足してみました。
今年の夏は、ヤマトカブトも注目して色々と探してみます。
インセクトマートさんにヤマトカブト入荷したら何ペアかGETしてみようと思っています。
夏が楽しみです。
お次は
ミヤケノコギリです。
ミヤケノコギリ
Prosopocoilus inclinatus imiyakejimaensisオスの野外最大サイズは神津島産で69.4ミリとのこと。
今回、新島産のオス(60.1ミリ)と神津島産のメスの標本をGETしました。
ビークワ55号で確認したところ特徴は以下のようです。
①大アゴが太短く湾曲する
②原歯型の個体の大アゴの小歯が少なく不明瞭
③前胸側縁が丸みを帯びる
④黒化したものが多く前進に赤みの個体は稀
ただし原名亜種と同じ亜種としているという見方もあるようです。
ビークワ55号の標本プレートを見ると上記①のように、たしかに大アゴ太短い印象です。
今回GETした個体と佐賀産の個体を並べて写真とってみました。
ミヤケノコ60ミリの個体と佐賀産本土ノコギリ69ミリなのでサイズが違いますが、あきらかに大アゴの比率違います。
まあ、この佐賀産の個体が大アゴ率36%台とかなり大アゴ大きめですが。
ミヤケノコも大アゴ率を出してみました。
大アゴ率の測定方法については下の過去記事を参照ください。
●壱岐のノコギリ & 大アゴ率ノコギリクワガタ色々
http://bekuwa3272okinawa.ti-da.net/e7923455.html
★久米の娘 & ◎オキノコ測定 & 蛹化 & 国産ノコ
https://bekuwa3272okinawa.ti-da.net/e5324361.html
---------------------------------------
ミヤケノコギリ(新島産)WD
①全 長 : 60.1mm
②体 長 : 42.5mm
③大アゴ : ①-②=17.6mm
大アゴ率 : 29.28%
---------------------------------------
---------------------------------------
本土ノコギリ(佐賀産)WD
①全 長 : 69.13mm
②体 長 : 44.06mm
③大アゴ : ①-②=25.07mm
大アゴ率 : 36.26%
---------------------------------------
ミヤケノコの大アゴ率30%きりました。
以前も書きましたが、我が家の本土ノコギリ壱岐産、佐賀産のいくつかの個体でとった大アゴ率の平均は以下でした。
◆本土ノコギリ壱岐産
6頭の平均大アゴ率 34.6%
◆本土ノコギリ佐賀産
5頭の平均大アゴ率 35.2%
ウチのミシマイオウノコの羽化個体の大アゴ率が31~32%位でしたので、それよりも大アゴ短いです。
手元にあるミヤケノコギリは1頭だけなので、もう何頭か入手して測ってみたいところです。
ミヤケノコギリをたくさんお持ちの方がいましたら、大アゴ率測ってみて結果を教えて頂けるとありがたいです。
やっぱ30%をきる個体が多いんでしょうかね。
いつの日か伊豆諸島にも採集に行ってみたいです。
(^^)
最後になります。
前回の記事で標本にした昆虫の部分軟化をしたいが、
ハガロンを持っていなくて出来ずに困っているという話しをしていたら、むし友のハブしぇんしぇからハガロンをプレゼントして頂きました。
なかなか売っていないので、ありがたいです。